江戸切子協同組合は、7月5日を「江戸切子の日」として制定しています。伝統工芸江戸切子の公式ショップであるショールームで、若手職人の受賞作品の展示や、職人たちによる限定品の販売を行います。
江戸切子協同組合(江東区大島、代表理事:佐藤光浩)は、伝統文様の「魚子(ななこ)」の語呂合わせから、7月5日を「江戸切子の日」として制定しております。
組合による江戸切子の公式ショップである「江戸切子ショールーム」では記念日に合わせ、気鋭の若手職人によるコンテスト受賞作品の展示や、各工房の職人たちによる限定品の販売フェアを開催いたします。

◆7月5日は、江戸切子の日。
7月5日は、江戸切子の日です。
江戸切子は、江戸時代後期の天保5年(1834年)に江戸大伝馬町のビードロ屋加賀屋久兵衛が、ガラスの表面に細工を工夫したのが始まりとされています。
以来、震災・戦災といった困難を乗り越えながら、現在へと受け継がれています。
昭和60年(1985年)に東京都の伝統工芸品、平成14年(2002年)には国の伝統的工芸品にも指定されています。

◆7月5日は、「魚子(ななこ)」から。
7月5日は、江戸切子の代表的な文様のひとつ「魚子(ななこ)」にちなみ、7と5を「ななこ」と読んだ語呂合わせに由来しています。

魚子文様は、金工や織物にも見られる伝統的な和の意匠です。
切子の細工では、魚の卵がモチーフとも言われ、細かいカットが正確に交差をすることで均一に美しい”粒”が並ぶ、丁寧で精度のある仕事が必要な文様です。
職人の確かな技量、「ななこ」という言葉の響き。そして、懐石料理で器に用いられるなど、ガラスの季節でもある夏へ向けて、切子の輝きと一服の清涼感を届けたいという思いが込められています。
◆公式ショップでの「新作展」受賞作品披露。
当組合では毎年春に、切子職人の技術とデザインを競う作品コンテスト「江戸切子新作展」を開催しています。


東京都の伝統工芸品指定を機に始まり、多彩な江戸切子の発信とともに伝統工芸士への登竜門として若手を育成する大切な舞台ともなっています。
公式ショップ「江戸切子ショールーム」では、江戸切子の日に合わせて、本年4月に開催された第38回江戸切子新作展の受賞者から4名の作品展示を開始いたしました。(展示期間は半年間を予定)。
いずれも今後の活躍が期待される30代以下の若手職人です。
代表的な展示作品

第38回 第1位 経済産業省大臣官房商務・サービス審議官賞
「共生」(きょうせい)
作者
山王丸 まゆみ (ミツワ硝子工芸 草加市)
テーマ
「建造物から生える蔓(つる)植物からイメージ。菊繋ぎを人工物に見立て、そこに絡まる植物、自然との共存を表現しました。」
本作で山王丸氏は、同展2度目となる第1位を受賞しました。2年前の第36回では、女性職人として初めて第1位を獲得しています。
◆100点以上が集う、職人の限定品販売。
江戸切子ショールームでは、7月3日(金)より特集スペースを設け、この日のために職人たちが持ち寄った限定品を販売します。
職人こだわりの限定作を始め、お求めやすい価格を意識した品、また一部素材などに個性ある品の特別提供品ほか、各工房・職人から委託された品は100点以上のラインナップです。

期間
2026年7月3日(金)~7月26日(日)まで。
※限定品の為、売り切れ次第終了となります。
出品工房(順不同)
(株)大場硝子加工所/門脇硝子加工所/さくまガラス加工/(株)清水硝子/中宮切子工房/(株)堀口切子/渡辺硝子加工場
※この他、会期の途中から出品を予定している工房もございます。
江戸切子ショールーム
住所・連絡先
136-0072 東京都江東区大島2丁目40番5号
TEL
03-3684-6321
営業日時
午前10時~午後6時
定休日
月曜日(月曜祝日の場合は火曜)
◆産地の課題に向かい合って。
コロナ禍において、減少に転じた職人数。模造品やブランド侵害への対策としての、公式な「江戸切子」の認証。さらには、近年の国際情勢を受けた原材料費の高騰や資材調達の難航など、現在江戸切子の産地では、さまざまな変化と課題に直面しています。

当組合では、職人たちの大切な発表・販売の機会の提供としてショップの運用を始め、正規の職人たちが日々手作業で産み出している本物の価値と魅力を様々な形でお伝えできるよう、引き続き尽力してまいります。
[本リリースに関するお問い合わせ先]
江戸切子協同組合
〒136-0072 東京都江東区大島2丁目40番5号
TEL 03-3681-0961
FAX 03-3681-1422